2019年2月8日金曜日

やまとことばの言霊

やまとことば、というものに注目をしています。

講座の中でもよくお話をしていますが、
やまとことばは平仮名一文字一文字に意味があると考えます。

講座でよくお話をするのは「脾・胃」について。
東洋医学で「脾・胃」というと消化器系のことを言いますが、
この漢字をそれぞれ「ひ」と「い」と呼んだというところに
古代の人のセンスを感じます。

消化器系が弱ると、気や血、つまりからだを動かすエネルギーが作れない。
そんな消化器系が「ひ」であり「い」だ、とイメージしたわけです。


では、「ひ」と「い」にはどんな意味があるのか。

「ひ」は他の漢字にすると、日・火・霊・陽など強いエネルギー、
もしくはエネルギーそのものと考えられます。
「い」は、生きる・命・息の「い」なので、
こちらはまさに生きることに直結しているように感じます。

昔の人がいかに消化器系・お腹のことを重視していたか
わかるように思います。

こういった一文字に対する意味を考えるととてもおもしろい。


そして、自分たちがもらった名前に関しても、
こういった意味がついていると考えるととても興味深い。

占星術のホロスコープを読み取ること、
付けてもらった名前に宿る力、
それらを読み取ることで見えてくるものがあるのではないかと思います。


これらの一文字の意味は林英臣さんの著書「縄文のコトダマ」を
参考にしています。ご興味のある方はおもしろいのでぜひ。

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