2017年6月7日水曜日

施術について7

【点・線・面】

施術者・治療者によって、からだをどう捉えて施術するかという
見方はいろいろあると思います。


鍼灸師の方はツボという”点”にアプローチします。
局所に圧や刺激を与えるということが治療効果を高めることにつながります。

逆に、”面”でとらえるとリラクゼーション的な要素が増える気がします。
アロママッサージなどは”点”というよりは”面”での捉え方ですよね。


で、僕はというと、経絡という気の通り道を意識していて、
これは”線”での捉え方になるのかなと思います。

”線(=経絡)”に気が通りやすいようにするということが一番の目的で、
この気の通りが悪くなったら各所に痛みが出る(不通即痛)ので、
気の通りをよくすることで痛みの改善につなげます。
あるいは気の通りをよくすることで内臓機能の調整をするということを考えています。


ただ僕の場合はツボという”点”も抑えるし、
手で行う施術なので”面”の要素も多くなります。

みなさん施術していたら寝てしまう方が多いですが、
”面”で捉えたときのリラクゼーションという要素も大きいからだと感じます。


施術を受ける立場になると、その時その時で必要なことは違うと思います。

どちらかと言うと、ですが
体調がすぐれない、症状があるときには”点”を意識したものを
疲れてしんどいときには”面”で捉えるリラクゼーション的なものを
ということになるのかなと思います。

そして僕は両方やってます、と言うことになるのかな。

何事も「AかBか」と、どちらかに決めるのは苦手です。
「AもBも」と、いいバランスで。


2017年6月1日木曜日

施術について6

【気が合う】

施術について1で、人のからだの違和感を自分のからだで感じると書きました。

そんなことを言うと「すごいですね」とか言われるんですが、
もちろん特別すごいこととは思っていません。


僕は”からだに気が合う”人だったと思ってるんですが、
人それぞれ”気が合う”ことってあるんだと思うのです。

料理を作る人が、調味料の加減を調節したり、意外な食材を組み合わせたりする。
それって、考えている部分と感覚の部分とがあると思います。
「なんでもうちょっと塩を入れたんですか?」と聞いても
「なんとなく美味しくなりそうな気がした」ってあると思います。

写真家の人が、「どうしてそのアングルで撮ろうと思ったのか」って聞かれても
「いいと思ったから」ってあると思います。


そんな感じで、僕は「そこを触っといた方がいいと思う」っていうを感じてます。


で、それはみんなにあることだと思います。
人によってその出方とか感じるもの・感じることが違うだけで。

だから僕は特別すごくないです。
みんなすごいんだよ、と言いたい。


。。。施術についてじゃなくなってしまった。。。