2013年8月28日水曜日

七十二候

今日(8月28日)から七十二候の第41候「天地始粛(てんちはじめてさむし)」

七十二候は二十四節気を5日ずつ3つに分けた期間のことを言います。

七十二候や二十四節気は中国で生まれた季節を表す呼び名ですが、
二十四節気は中国の呼び名をそのまま使っていますが
七十二候は日本独特のものに変えて使われています。

そんな中、この「天地始粛」は中国の呼び名と同じもの。
確かに急に秋めいて、台風も近づいてきていると言っています。


昔の人の自然の変化を見つめた名前のつけ方も美しくて好きなのですが、
5日を一区切りとして物事を考え、行動していたのかなと思うと、
とてもゆっくりと時間が流れていくように感じられます。

一日ごとのカレンダーや「分刻みのスケジュール」では
少し急がされすぎてストレスになってしまうのかもしれません。


七十二候にならって少し心の余裕を持って生活したいものですね。

2013年8月22日木曜日

虫刺され

先日、腕と足をそれぞれ数箇所、蚊に刺されました。

すると手と足と治り方が違うんですね。

経絡(気の通り道)で言うと、腕の「肺」経と「心包」経、
足の「肝」経、「脾」経、「腎」経の交わるあたりが刺されました。


腕はすぐに腫れもひいて治ったのですが、
足はなかなか治らない。痕もしばらく残るのです。


実は、僕は元々「肝」と「脾」が弱いんです。



虫刺されもそうですし、打撲や内出血などは
血瘀(けつお・血の流れが悪い状態)であると考えます。

普段から気血の流れの良い場所は血瘀の改善が早く、
気血の流れが悪ければ治りも悪いんだと再確認しました。


しかしまさか蚊に刺されてそれを確認するとは!と驚きました。

いろんなところに身体の状態を確認する出来事があるものです。


施術の際には小さなことと思っても、
気になることがあれば教えてくださいね。

2013年8月19日月曜日

黒豆酒

最近疲れがたまりやすいな、と感じて黒豆酒をつけてみました。

黒いものは「腎」に入ると言うことで、
黒豆や黒ゴマ、ひじきや海藻類など黒いものは
補腎の効果があります。


さらに夏場気をつけていても水分を多く取るため
少しお腹の調子も良くない。
そんなときにも黒豆は身体の余分な水分を排出してくれるので
調度よい食材と言えます。


と言うことで、黒豆とホワイトリカーを準備。

黒豆をフライパンで炒って、粗熱が取れたら
ビンに移しホワイトリカーを注ぎます。

1ヵ月後に漉して出来上がり。
簡単ですね。
※写真は黒豆を炒っているところ。
香ばしい良い香りがしていました。


出来上がりは少し先にはなりますが、
楽しみに待ちたいと思います。



2013年8月7日水曜日

うちのカミさん

暑すぎて言うのもはばかられますが
今日から立秋に入りました。

今日から徐々に秋に向かっていくと言うことですので
いきなり「秋です!」と言うわけではないので、
ゆっくり身体を秋に向けていきましょう。


ところで、秋とは元々「飽きる」の「飽き」が言葉の感覚としてあるようで
飽和した状態、豊満な状態を表す言葉だそうです。

冬は「ふゆ」=「増える」。徐々に生物の細胞が増えてくる。
春は「張る」。増えた細胞がどんどん張ってくる。
夏は「生る」。 成長してまた秋の豊満な状態を迎えると言うことでしょう。


こういう言葉の感覚はおもしろいですね。


ちなみに、家父長制みたいなもので女性よりも男性のほうが
権限があるように思われていたりしますが
(一昔前のことですかね。今はそんなこともないですが)
昔は女性のほうが立場が上だったときもあるようですね。

だって今でも実際はそうなんですよね。
「うちのカミ(神)さんが…」ってしっかり言葉に出してますからね。


威張ってても上だと思ってるんですよ。きっとね。