2013年6月9日日曜日

土の年

今年の干支はへび(巳年)
へびは地面をはうもので土の神様。
なので今年は土の年だそうです。

土と言う字は「+(プラス)」と「-(マイナス)」が
合わさっているのでいろんなことを一旦0にするような年だと聞きました。


東洋医学の考え方でも土は万物を生み出し、また万物の帰り着くところ。


推拿も四立(立春・立夏・立秋・立冬)の直前18日間を土用と言って
この時期にしっかり施術をして前の季節に溜め込んだ老廃物をしっかり出し、
また次の季節を元気に迎えられるようにメンテナンスするのに良い時期と考えています。

季節の変わり目に熱が出るというのも、熱を出して溜め込んだウィルスを
一旦排除して次の季節を迎えるという意味では正常な身体の反応といえます。


一年の中では土用の時期に一旦リセットして次の大きな変化に備える時期。
けどもっと大きな流れとしては今年は次の大きな流れのようなものが来る前なのかな、と
話を聞いて漠然と思ったのでした。


どんな流れになるのかわかりませんが、
感謝にあふれたものになっていくことを願い、行動したいと思います。

2013年6月5日水曜日

食育

食育とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、
健全な食生活を実践することができる人間を育てることである。by Wikipedia


食育という言葉自体はよく聞くので知っていたのですが、
本来の意味というのは全く知りませんでした。

ただ、自分はうちなりの食育をしっかり受けてきたんじゃないかなと
最近ふと思いました。



母親の作る料理は品数も多いし和食中心で味も薄味。
外食もほとんどせず、家のご飯が一番という感じで過ごしてきました。

母親としては特に何かにこだわって作っているというわけではないようで、
味付けを聞いても『適当にやってる』と言うばかり。

でもこの説明のつかない『適当さ』が今の自分の感覚を作ってくれたのかなと思います。


マニュアルに書いてあるとおりをするのではなく、
素材の味を生かして、なおかつ今の自分に美味しいと思えるように作る。

そんなこと、母親は考えていたわけではないと思うのですが、
僕にとって母から食を通して教えられたのはそんな感覚だったのではないかと思います。

決まってないから、うまくできると言うこと。
それが今の自分に生かされています。


ジャムを作るときなどでも、まず素材の味を確かめてから
砂糖の分量やスパイスを決めます。

推拿をするときも、患者様の身体を触って、どこにどういう力を加えるか、
どんな施術をするのか決めます。


食育という言葉の定義は違いますが、
こういうことも食育と言ってもいいんじゃないかな。

2013年6月2日日曜日

気の滞り

奥さんがある時期になると、
ちょっとイライラしたり、
「胸の辺りや下腹部が張ったりチクチク痛んだりする」
と言います。

女性特有のこの月経前の症状は、
推拿では「気滞」という状態から起こると考えられます。


そういうときは、推拿をして
経穴(ツボ)を刺激し、経絡を流してあげると
気のめぐりがよくなり症状も楽になるようです。


月経前の症状がつらい方は、
定期的に推拿を受けて気のめぐりを良くしておくのがおすすめです。


ちなみに気滞のときにはミントティーやジャスミンティーなどのお茶や
しそや三つ葉、香草などの香りの強い食材。
柑橘類など甘酸っぱい果物もおすすめですよ。