食育とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、
健全な食生活を実践することができる人間を育てることである。by Wikipedia
食育という言葉自体はよく聞くので知っていたのですが、
本来の意味というのは全く知りませんでした。
ただ、自分はうちなりの食育をしっかり受けてきたんじゃないかなと
最近ふと思いました。
母親の作る料理は品数も多いし和食中心で味も薄味。
外食もほとんどせず、家のご飯が一番という感じで過ごしてきました。
母親としては特に何かにこだわって作っているというわけではないようで、
味付けを聞いても『適当にやってる』と言うばかり。
でもこの説明のつかない『適当さ』が今の自分の感覚を作ってくれたのかなと思います。
マニュアルに書いてあるとおりをするのではなく、
素材の味を生かして、なおかつ今の自分に美味しいと思えるように作る。
そんなこと、母親は考えていたわけではないと思うのですが、
僕にとって母から食を通して教えられたのはそんな感覚だったのではないかと思います。
決まってないから、うまくできると言うこと。
それが今の自分に生かされています。
ジャムを作るときなどでも、まず素材の味を確かめてから
砂糖の分量やスパイスを決めます。
推拿をするときも、患者様の身体を触って、どこにどういう力を加えるか、
どんな施術をするのか決めます。
食育という言葉の定義は違いますが、
こういうことも食育と言ってもいいんじゃないかな。
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