腕はその人を表していると思うことがよくあります。
腕は日々の生活の中で一番使うと言ってもいい部分です。
歯を磨くのも、髪を乾かすのも、パソコンを使うのも、
スマホを見るのも、本をめくるのも、料理を作るのも、
飲み物を飲むのも、靴紐を結ぶのも、人と触れ合うのも、
荷物を持つのも、基本的に腕を使います。
だから、思いのほか疲れていることがあります。
そして、腕の疲れはその人自身を表していると思うことがよくあります。
腕が疲れていますか?と聞いた時に、
いや疲れていませんと言われるけども触ってみるとガチガチだ、とか。
腕に力が入っていますが力を抜けますか?と聞いても
力の抜き方がわかりませんと言われたりとか。
腕は疲れを感じにくい部分です。器用に動かせて、疲れを感じない。
実は疲れているけど、健気に動いてくれる。
自分が思った以上に腕が疲れているのがわかりましたと
言われることがありますが、
それはその方自身にも当てはまるのかもしれないと思います。
また、腕の施術をするのに僕が腕を動かすとき、
何となくこちらを気遣うように腕を動かしてくれる人がいます。
僕の場合だと、髪を切りに行ったときに、
カットのハサミの入れ具合に合わせて頭の角度を半分意識的に、
半分無意識的に動かすことと似ていると感じますが、
特に言われたわけではないけど相手の人に合わせてしまう。
勝手に「おそらくこうした方が施術しやすいだろう」と
無意識的に感じて動かしてしまう。
もちろん、こちらにゆだねて全く力が抜けている人もいますので、
おそらく普段の生活でも「人に合わせる」ということが
あるのではないかと思ってお伝えします。
なぜか最近しんどいなぁと思われる方は、
まずはご家族や近くの方に腕を少しマッサージしてもらって
腕の疲れを感じてみてください。
癒す、治すということは、
まず自分の疲れやしんどさを認めることから始まるのだと思います。
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