友人にすすめられて、米沢亜衣さんの「イタリア料理の本2」を
読んでみました。
もちろんイタリア料理の作り方がいろいろと載っている本なのですが、、、
なんと言うか、哲学的な?ところがあって確かにスゴい。
もっともインパクトがあり、
そしてこんな認識をして生きていきたいと思った一節を。
料理に限らず、食べることに限らず、これこそが生きていくということ。
これこそが世界そのものなんだと思います。
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料理名:季節の果物
用意するもの:好みの果物を食べたいだけ
季節の果物を大鉢に盛り合わせる。
各自が好きな果物を取り、皿の上で小さなナイフで皮をむいたり切ったりして、
手で食べる。
コメント:
大切なことは、ひとりひとりが、ひとつの果物を責任を持って食べること。
触る、皮の匂いをかぐ、手の中で小さなナイフを使って切って、断面の景色を拝む、
じわりと湧き上がる果汁の香りに酔う、舌や喉で味わう、手に残った香りに再び酔い痴れる。
ひとつの果物から、人はどれだけのことを感じられるのだろう。
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